ジェフユナイテッド市原・千葉、初戴冠
去年、おととしとオシム体制の下、躍進を遂げたジェフ。
しかし、その歴史は苦難と屈辱の歴史であったといってもいいのかも知れない。20世紀の終わり、そうまさに世紀末の時代、ジェフは「Jのお荷物」とまで呼ばれていたー
そしてオシム体制3年目の今シーズンも、決して順風満帆にスタートした訳ではなった。村井、茶野、マルキーニョスといった多くの主力の移籍。戦力は昨シーズンから大きく低下したとさえ言われていた。
しかし、彼らは成し遂げた。ナビスコカップ制覇という偉業を。そう、彼らは明らかに変わっていた。確かに去年、おととしもその片鱗は見え隠れしていた。だが、それは驚きもあったが十分想定内のものでもあった。この2年間で見せたフィジカルの成長と戦術の向上。今年の成長は私の想定を大きく超えるものだった。メンタリティーの大いなる成長。勝利への、強豪としてのメンタリティー。むろん、それはこの1年間だけでなしえたものではないであろう。だが、今私が目の当たりにしている彼らには驚きを超えた感動の念を禁じえない。
今、彼らは強豪チームという地位を確実に手に入れた。そして、今回優勝という成果を手に入れた。そんな選手たち、監督、長年の苦労を積み重ねてきたチーム関係者の方たちにおめでとうと言いたい。そして、苦しい時期も常にチームを支えてきたサポーターたち、時には優しく、そして時には厳しく。そんな彼らにも心からおめでとうと言いたい。
ジェフユナイテッド市原・千葉、優勝ほんとうにおめでとうございます。そして、これからのさらなる飛躍を期待します。
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